靴から見る「身体の歪み方」

身体が重だるくなると、姿勢が乱れ、『身体の歪み』が生じてきます。

 

歪みは、痛み・疲れ・ケガなど、様々な身体の不調の原因になってしまうので、早目の対処が必要。

 

しかし、実際「自分の身体が歪んでいるか否か」は、なかなか分からないですよね?

 

そこで今回は、【靴で分かる身体の歪み】についてお伝えしていきます。

 

靴の見方

靴のかかとの減り方

靴というのは、毎日履くものなのでその人のクセや特徴を反映し、

 

様々な情報が表れているもの。

 

ある意味、靴は情報の宝庫ともいえるのです。

 

そこで、まず見て欲しいポイントは【かかとの減り方】。

 

ここの〈減る場所〉と〈左右差〉を見て下さい。

 

正常な場合は、かかとの真ん中から外側が減っていきます。

しかし、捻挫などで足首が不安定な場合、外側に力が逃げる人は外側が、

膝が内側を向いていて内側に負担がかかってしまう人は内側がすり減る傾向があります。

 

また、左右で靴の減り方が違う人は、外側がすり減っている方の脚に重心を置くクセがあります。

 

重心が片方にかかれば、当然その脚の負担が増えるので、疲労が倍増。

 

片方ばかり痛めやすかったり、重心のある側に身体が歪んでしまったりするのです。

 

このように、かかとの〈減る場所〉と〈左右差〉を見ることから、上記のような推測・現状把握ができます。

 

のは、外側だけではなく内側も!

 

次に注目して頂きたいのは、〈かかとの内側〉です。

 

実は、先ほどのかかとの減り方以外にも重心を見る方法があります。

 

それが、〈かかとの内側〉なのです。

 

下記の写真を見てください。

左右で、印字の濃さが違いますよね?

 

新品の靴であるならば、買った時、左右の印字にカスレは無いはずです。

 

しかし、写真のものは印字の一部は消え、カスレ具合も違います。

 

この違いにこそ、重心のヒントがあるのです。

 

皆さんは、鉛筆で文字をミスをした時に消しゴムを使いますよね?

 

消しゴムの使い方は、当然皆さんご存知のはず。

 

文字をこするだけですが、強くこすればよく消えて、弱いと何度かこする必要があります。

 

この消しゴムと同じことが、かかとの内側でも起こっているのです。

 

今回で言う、消しゴムは〈かかと〉。

 

重心が片方に寄り、より踏む圧力がかかっている方が良く消えていくのです。

 

なので、先ほどの写真のように左右差が生まれてきます。

 

この左右の違いを無くさないと、今後片方ばかり痛めてしまうという結果につながることも。

 

 

左右差を無くしてバランスの良い身体を目指しましょう!