段々と暖かくなり、花粉に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
日本人の約25%がスギ花粉症ともいわれています。
目がかゆい・・・
くしゃみ、鼻が止まらない・・・
今回はそんな辛い花粉症について詳しくご紹介したいと思います。
花粉症とは
今ではとても認知度も高い花粉症ですが、そもそも花粉症とはどのようなものかご存知ですか?
花粉症は正式名を季節性アレルギー性鼻炎といいます。
これは原因となる物質が出る期間のみに症状を引き起こす病気です。
症状は鼻水、くしゃみ、目のかゆみ。
ひどくなると、めやにが出てきたり、のどがかゆくなる、熱っぽさや頭重感、倦怠感がみられることもあります。
期間は反応する花粉や住まわれている地域によっても変わってきますが有名なものをいくつかご紹介します。
スギ 2月~4月頃
ヒノキ 3月~4月頃
ブタクサ 8月~9月頃
花粉症ってなぜなるの?
今まではよく、人間はそれぞれ花粉に対応するためのバケツを持っていて、それが溢れてしまうと花粉症になると言われていました。
しかし最近それとは違った理由が説明されるようになってきました。
花粉症は、花粉に対する抵抗力が花粉の量やストレスに負けてしまうと発症するといったものです。
人間の抵抗力はその時のストレスや疲労度、自律神経の状態にも関わりがあるため必ずしも一定ではありません。
抵抗力が強いときもあれば弱いときもあります。
また、花粉の量もその年によって変わってきますよね。
そのため例えば花粉の量がとても多い年でも抵抗力が高ければ発症しませんし、花粉の量が少なくてもストレスなどでたまたま抵抗力が下がっていれば発症してしまうのです。
そのため人によって発症するかしないかと、発症するタイミングが変わってくるのです。
花粉症はアレルギーのため、まず原因となる物質を身体が異物と判断すると抗体が作られます。
そしてまた同じ物質が身体の中に入って来たときに、それを追い出そうと反応し鼻水や涙が出てくるのです。
花粉症と口腔アレルギー症候群
皆さんは口腔アレルギー症候群を聞いたことはありますか?
口腔アレルギー症候群とは花粉症の人がフルーツや野菜などを食べることにより口の中や唇が腫れてしまったり、顔がむくむ、腹痛、喉の詰まり感、目や鼻に花粉症同様の症状がみられるものです。
これは花粉症の原因となる物質の構造がフルーツや野菜に含まれる物質と似ていることが発症の原因になります。
疑いのある症状が出た場合は病院を受診するようにしましょう。
花粉症の対策法
辛い花粉症、少しでも症状を改善できたらと思っている人は多いのではないでしょうか?
それでは、いよいよ、花粉症とうまく付き合っていく為の4つの対策法をご紹介します。
1. 目・鼻を洗う
上記でもお話しした通り、アレルギーは原因物質が体内に入ってくることで反応を起こします。
つまりその原因となる物質が身体の中から無くなれば症状は出なくなりますよね。
目のかゆみや、鼻水・くしゃみを感じたとき、帰宅した際などには目や鼻を洗って花粉を洗い流してあげましょう。
2. 室内に入る前に花粉をはらう
花粉は衣服や髪の毛にとても付きやすいのです。
これを室内に持ち込んでしまうと室内でも症状が落ち着かない原因に。
全ての花粉とまではいかなくても、室内に入る前に軽く身体をはたいてあげるだけで室内に持ち込まれる花粉の量はとても変わってきますよ。
3.舌下免疫療法
2014年より保険適応内になった舌下免疫療法。
こちらは花粉症を引き起こす原因の物質を少しずつ体内に入れていき慣れさせることで体質を変えていくといった内容です。
舌下免疫療法は現段階で唯一花粉症を治すことができる治療法だと言われています。
治療効果は症状が楽になった方も合わせると約80%にみられ、その中で約20%が花粉症の症状がなくなるといった結果も出ているようです。
自律神経のバランスを整える
花粉症が発症する原因の1つとしても挙げられたストレス。
自律神経とは簡単に言うと『治す力』です。
ストレスや疲労、生活リズムの崩れなどで乱れてしまう自律神経は身体の免疫にとても関与しています。
そのため、自律神経が乱れにより花粉症の症状が悪化してしまうなんてことも・・・
生活リズムを正し、睡眠をしっかり取りストレスや疲労を溜めこみ過ぎないようにして下さい。
そういった自律神経を整えるといった部分でわたし達の様な整骨院や治療院、鍼灸院に通うのも1つの方法です。
日々頑張っている自分自身を大切にしてあげて下さい。
最後に
いかがでしたか?
花粉症の症状を軽減させるためにできることはいくつもあります。
マスクをして花粉をブロックしたり、病院を受診し自分に合った薬を飲んだり、自分に合った対策法で花粉症とうまく向き合っていけると良いですね。
花粉症以外にも言えることではありますが、身体のストレスや疲労は身体の不調に繋がることが多々あります。
時には趣味や運動、マッサージなどで日々頑張ってくれている身体のメンテナンスを行い毎日を元気に過ごしていきたいですね!