さて今回お話したいのは、『正中認知障害』についてです。
なかなか聞かない言葉ですよね。
もしかしたら聞いたことがない人の方が多いのではないでしょうか?
正中認知障害とは、簡単に言うと『まっすぐがわからない』というものです。
まっすぐが分からない?と思う方も多いかもしれませんが、
猫背や歪みを治すのに大事な考え方なのです。
今回は、その重要性について書いていきます。
正中認知障害とは?
先ほども書いた通り正中認知障害とは、まっすぐが分からないというものです。
実は、正常な人間でも右に2°傾くと言われています。
下の写真の左はまっすぐ立ってもらったもので、右はまっすぐに治したものです。
分かりづらいかもしれませんが、肩の高さと真ん中の線から肩の長さが違います。
それが姿勢の悪い方、片方ばかり使う方、
いつもテレビを見る時に右を向いている方などはもっと傾きます。
そうしてまっすぐが分からなかったり、ずれたりしてしまうのです。
では、なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか?
先ほど書いた通り正常な人でも2°傾くのですが、人は感覚で生きているからです!
皆さんは、まっすぐ立てと言われたらどのように立ちますか?
当然、まっすぐ立ちますが『そのまっすぐ』はご自身の感覚ですよね。
その感覚がずれてしまっているのです!
脳は高性能ですが、錯覚というものを起こすくらいなので完ペキではありません。
実際、猫背矯正では実際の真っすぐを知って頂く手技がありますが、必ず皆さんズレます。
そのズレが歪みや凝りにつなげっていきます。
なので、これを治す必要があります。
では、次にその治し方についてです。
正中認知障害の治し方
①まっすぐを知る
当然、本当のまっすぐが分からないと治しようがないので、
施術を受けていただきまっすぐを知ってください。
②鏡を見るたびにチェック
まっすぐが分かってもまた感覚でやっていてはダメです。
客観的に見てしっかりまっすぐを意識しましょう。
③両側を同じように使う
先ほども書いた通り、片方ばかりを使うと傾きが強くなります。
なので、しっかり両方使います。
以上です。
これを日常的に行って頂くだけで猫背の改善も変わってくるので
ぜひ試してみて下さいね。