猫背と運動。関係性は『呼吸』にあり!

さて、皆さん運動をする時に姿勢が大事だということをご存じですか?

 

最近では、運動と姿勢の関係性について

取り上げられることが多くなっているので聞いたことがあるかもしれません。

 

またなぜ姿勢が大事なのか説明は出来ますか?

 

確かに姿勢が悪いと関節の可動域が悪くなったり、

身体が正しく使えないので運動をする時に姿勢が大事になってきます。

 

しかしそれだけではないのです。

 

実は、姿勢が呼吸にも関与しているのをご存知ですか?

運動するときに呼吸って大事ですよね。

 

これを知ると運動の楽しさが変わってきますよ。

 

なので、今回は姿勢と呼吸について書いていきたいと思います。

 

姿勢と呼吸

呼吸について

まずは、呼吸についてです。

 

皆さん呼吸は、肺が伸び縮みすることで行われているのはご存じだと思います。

しかし、肺は自分で伸び縮みすることはできません。


呼吸に関わる筋肉の働きで肺を取り囲む骨(胸郭)が広がることで

肺が広がり空気が入り、広がった肺が縮こまることにより空気が外へ出ます。

 

これが呼吸の原理です。

 

肺という単一の臓器の働きではなく、筋肉や関節の動きが大事になります。

 

なので、喘息がある方は呼吸が荒くなり背中が硬くなりやすいのです。

 

では、次に姿勢とどう関係するのかについて書いていきます。

 

姿勢との関係

勘の良い方は気付いたかもしれませんが、猫背の方は背中が丸まっていますよね。

そして、背中が丸まると肺を取り囲む胸郭が押しつぶされて広がりづらくなります

 

先程、呼吸をする時に胸郭が広がることで肺が広がり呼吸が行えると書きました。

 

しかし、胸郭が上手く広がらないとたくさんの空気を吸い込むことができません。

 

また、胸郭が押しつぶされると呼吸をする時に胸郭を上下に

動かす横隔膜という筋肉の動きが悪くなり呼吸が浅くなります。

 

運動をする時には、身体にたくさんの酸素を必要としますが、

姿勢が悪い状態であると酸素が入りづらい状態になります。

 

そうすると、すぐに息があがったり疲れてしまうのです。

なので、運動をするときに姿勢が重要になってきます。

 

スタミナの源は、豊富な肺活量にあります。

そして、猫背であるかどうかが肺活量を大きく左右するのです。

 

 

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