交通事故の症状は後から出てくる?

「交通事故なんて自分には関係ないよ」

なんて思っているそこのあなた!

私もつい最近まで同じように思っていました。

 

しかしそんな私もつい先日、交通事故に遭いました。

今回は私が交通事故に遭った実体験をお話しします。

 

 

交通事故直後にすべての症状は出てこない

私の場合は、信号待ちで止まっていた際に後ろから衝突されました。

正直言うと、衝撃はさほど大きくなかったように思えます。

例えるのであれば、ジェットコースターの停止時の感覚を少し強くしたようなものです。

 

直後少しだけ首に痛みがあったので病院に行き、レントゲンやCT検査を受けました。

1時間半ほど病院にいたのですが、病院について1時間弱・事故から2時間半くらい経ったころに右手がジワジワと痺れてきました。

しかしその痺れもとても強いものではなく、痛みというよりは違和感に近いものでした。

整形外科医からもレントゲンとCT検査の異常はなく、痺れもすぐ落ち着くだろうと言われ、痛み止めと湿布をいただき帰宅しました。

 

しかしその日の夕方には右手の痺れは落ち着くどころかどんどん増して力が入らなくなり、首の痛みも背中にまで広がってきました。

交通事故の症状は後から出てくる場合が少なくありません。

事故直後は気が動転していることが多く、全ての症状を脳が認識しきれないためです。

もちろんそのことも知っていましたが、それでも症状がだんだんと悪化していくのは怖いものですよね。

 

そしてもう1つ驚いたのが、だんだんと良くなっていくわけではないということです。

事故後数日はかなり痛みも痺れも強く辛い日が続きましたが、その後は少しずつではありましたが、順調に回復していました。

しかし、事故から3週間くらい経ってから、急にまた痺れが強くなってしまったのです。

治療にもしっかり通っていましたし、その前日に首や右手を酷使したかというとそんなこともなく、原因は不明でした。

しかしその症状も1週間かからず落ち着き、その後はまた少しずつ回復しているような状態です。

 

 

不意打ちがとても危ない

交通事故で危ないのが不意打ちです。

全く同じ状況で、「車がこちらに近づいてきている」と認識していての衝撃と、何も気付いていない状態での衝撃は大きく変わります。

なぜなら身構えることができているかどうかによって、身体が受ける負担は全然違ってくるからです。

私の場合、後ろからぶつかられたため完全に不意打ちでした。

 

無防備に力が入っていない状態で頭が振られてしまったので、大きな衝撃でなかった私の場合でもここまで症状が出てしまったのではないかと思います。

私自身も正直なところ、一時的にでも日常生活に支障が出るほどひどくなるとは思いませんでした

 

 

実は姿勢も関係する?!

想像してみてください。

まっすぐ前を見てるときに後ろからぶつかられるのと、隣の人と話すため横を向いているときに後ろからぶつかられるのとではどう変わると思いますか。

首のむち打ちでも後者の方が一ヵ所にかかる負担が大きく重症化しやすいです。

足を組んでいるか、組んでいないかでも違ってきますよね。

それと同じように、姿勢が良い人と悪い人だと悪い人の方が重症化しやすくなってしまいます。

 

例えば、背中が丸まっている姿勢の場合、背骨の動きが悪くなっていることがとても多くあります。

その状態で後ろから衝突されたとしましょう。

背骨の動きが悪いために、背中で受け止められるはずの衝撃が首にまでかかってしまいます。

また、背中が丸まり筋肉がガチガチに固まってしまっていると、ただでさえ硬い筋肉が衝撃を受けたことでもっと硬くなってしまうなんてことや捻ったように痛めてしまうこともあります。

 

 

交通事故の治療はしっかり行う

交通事故の程度や、先程にも挙げた姿勢などにより、出てくる症状は人それぞれです。

強く痛めてしまうこともあれば、軽度で済む場合もあるかと思います。

しかし、例え違和感が少しある程度の軽症でも、治療はきちんと行うようにして下さい

 

できることなら違和感すら残さないようにしていくのが理想的です。

交通事故後の症状は、ご自分で感じているよりも大きいなんてことも少なくありません。

大丈夫だろうときちんと治療をしなかったせいで、数年後にまた痛みが出てしまっても大変ですよね。

 

 

最後に

いかがでしたか。

交通事故は、誰がいつ巻き込まれてもおかしくありません。

場合によっては加害者になることもあるかと思います。

 

仮に加害者でも、被害者でも、交通事故での影響は決して軽くはありません。

先にも話したように。私のように衝撃自体は軽くても、痺れや痛みが続いてしまうこともあります。

後に残さないためにも、きちんと状態の把握をし、治療をしてください。

また、加害者にも被害者にもならないようにぜひ安全運転を心がけて下さいね。