もうすぐ春ですね。
春というと、新しい環境で生活をスタートさせるという方も多いのではないでしょうか。
生活は変わらなくとも、新入社員が入社するなど新しい出会いも多い時期ですよね。
そんな時期に大切なのが第一印象です。
今回は第一印象を良くするために意識すべき3つのことをご紹介します。
第一印象は何で決まる?
第一印象というと、まず言語・視覚・聴覚の3つが大切になってきます。
この3つが第一印象が占める割合をご紹介しますと…
言語(会話):7%
視覚(見た目):55%
聴覚(声):38%
これを見て頂けると分かるように、第一印象は外見や表情の占める割合がとても高く、その次に声のトーンなどが大切になってきます。
話している内容は、相当印象に残るようなことを言わないとほとんど覚えられていないのです。
加えて、第一印象は3秒で決まると言われています。
つまり自己紹介で話した内容よりも、最初にその人を見た3秒間の雰囲気や表情で第一印象は決まってしまうということです。
短時間で自分を伝える技術
だからと言って自己紹介に意味がないということではありません。
自己紹介に限らず、プレゼンなどでも相手に自分の意見を伝えることができるかはとても重要ですよね。
どんなに技術や知識があっても、それを相手に上手く伝えることができなければ意味がありません。
みなさんはエレベーターピッチというものをご存知ですか。
エレベーターピッチとは、約30~60秒という短時間でのプレゼンテーションを行うための方法です。
エレベーター内にいる間の少ない時間の中で、相手に対して自分自身や商品やサービスをプレゼンするということです。
エレベーターピッチは自己紹介はもちろん文章を構成する能力や、短時間ながらわかりやすく相手に伝えられることで信頼関係を築くこともできます。
これに先程の第一印象の視覚や聴覚を組み合わせると、エレベーターピッチなどの技法でプレゼンの内容を磨きながらも、身なりや表情・声のトーンや大きさなども調整できるとより相手の印象に残りやすい自己紹介ができるというわけです。
第一印象と姿勢
先程もご紹介した通り、第一印象の約6割をしめるのが視覚による情報です。
そのため、身なりや表情はもちろん姿勢もとても影響してきます。
みなさんも誰かと初めて会ったときに「この人姿勢良いな」と感じたり、反対に「とても猫背な人だな」と感じたことはありませんか。
姿勢がいいとそれだけで仕事ができそうなイメージがもたれるうえに、品があるようにも感じさせます。
反対に姿勢が悪いと良い印象をもたれにくいうえに、肩こりや腰痛・頭痛なども引き起こしやすくなってしまいます。
身体につらい場所ができてしまうと、自然と表情も暗くなりやすく負の連鎖になってしまうのです。
綺麗な姿勢とは
では具体的にどんな姿勢を綺麗というのでしょうか。
あなたの姿勢をチェックするポイントがあります。
横から見たときに、
・耳
・肩
・大転子(太ももの付け根の外側にある丸みをおびた骨)
・膝
・くるぶし
が一直線になっているか、です。
また、「正しい姿勢」は正面から見ると、
・耳の高さ
・肩の高さ
・骨盤の高さ
が同じになっています。
まれに、左右の耳や肩・骨盤の高さが違う方がいます。
身体が傾いているということもありますが、肩であれば左右どっちかの方が前に出てしまっていたり、骨盤であれば左右のねじれがあることで高さが違って見えるなど様々な原因があるので注意してください。
重心はかかとに乗っているのが理想です。
ぜひご自分の姿勢を一度写真に撮って、確認してみてください。
綺麗な姿勢を手に入れるために
腕まわしストレッチ
まず姿勢で気になるのが背中の丸さや、きちんと胸が張れているかどうかだと思います。
背中が丸まっていたり、肩が前に出ている方は肩甲骨の動きが悪くなっていることがほとんどです。
腕をまわすことで肩甲骨が動きます。
すると肩甲骨についている様々な筋肉がストレッチされるので、姿勢改善にも肩こりにもとても効果的です。
1.大きく背中から動かすように内回しに10回
2.大きく背中から動かすように外回しに10回
腕まわしストレッチ②
先ほどのストレッチの応用編です。
こちらのストレッチは特に肩こりに悩まれている方にオススメです。
1.左手で右肩の硬い場所を押しながら右腕を前にできるだけ大きくゆっくり回していきます。10回
(硬い場所とは押したときに気持ち良いと感じる場所です)
2.同様に左手で右肩の硬い場所を押しながら右腕を後ろに大きくゆっくり回します。10回
のびのびストレッチ
背中の動きを良くして背中の丸さや腰の反りを取っていくストレッチです。
1.のびのび枕(代用する場合はバスタオルを2枚、4つ折りにしくるくると巻く)を、背中の1番丸まっているところより少し下にあてる。
2.そのまま寝転がりばんざい。1分
*背中の硬さが強い方は、このストレッチをすると背中や腰が痛むことがあります。
その場合は無理をせず中止してください。
最後に
いかがでしたか。
ぜひ新しい環境や出会いに向けて、姿勢を正し、素敵なスタートを切ってください。