ぽっこりお腹は骨盤のゆがみや姿勢の悪さから?!

「最近お腹が出てきた・・・。」

そんな風に悩まれている方は多いのではないでしょうか。

 

「体型に対してお腹ばかりがぽっこり出てしまう・・・。」

今回はそんな方に知って頂きたいぽっこりお腹の原因についてご紹介します。

 

 

ぽっこりお腹の原因は?

 

ぽっこりお腹にお悩みの方の多くは、「お腹だけがぽっこり出ていること」です。

ただ太りやすい体質であれば、お腹ばかりでなく全体的に太ってきますよね。

ではいったいなぜ、お腹ばかりぽっこり出てしまう方がいるのでしょうか。

 

 

筋力不足

だらける

ぽっこりお腹に悩んでいる方は、体幹周りの筋肉が弱っていることがほとんどです。

お腹周りの筋肉が弱くなると、中にある内臓を支えきれなくなり下がってきて働きが悪くなることがあります。

それに加え、筋肉がないとついた脂肪を代謝しにくくなるため、どんどんお腹がぽっこりと出てきてしまいます。

 

 

骨盤のゆがみ

実はそんなぽっこりお腹に大きな関係があるのが骨盤です。

先ほど挙げた原因の一つでもある体幹の筋力低下も、骨盤がゆがむことでおこりやすくなります。

 

骨盤のゆがみには種類があります。

 

 

・前傾(ぜんけい)と後傾(こうけい)

骨盤のチェック

骨盤は前にかたむく前傾と、後ろにかたむく後傾のどちらかにゆがみます。

 

前傾タイプは、骨盤が前にかたむくことにたいし、腰を反らせることで身体のバランスをとります。

腰を反らせるということは、腰の筋肉が常にグッと縮こまっている状態になっています。

しかし、反対に腹筋は引き伸ばされてしまい使われにくくなってしまいます。

 

後傾タイプは、骨盤が後ろにかたむき、腰の反りが無くなります。

腰の反りが無くなり、腰が曲がった姿勢になると、お腹はたるみやすくなり腹筋が使われにくくなり下っ腹が出てきやすくなります。

 

 

・左右のねじれ

足を組む

骨盤は前傾と後傾に加えて、左右のねじれがあることがあります。

左右のねじれは、生活していて生まれる左右のクセや、股関節の柔軟性によって作られます。

 

腰や膝の痛みで、いつも左右どちらかに偏って症状が出るという方は注意が必要です。

 

 

つまり、骨盤は前にかたむいていても後ろにかたむいていても腹筋が弱くなる原因になってしまうのです。

そして骨盤がゆがむと、その上にある背骨もゆがみ、姿勢全体が悪くなるケースがたくさんあるので注意しましょう。

 

詳しい骨盤のゆがみについてはこちらでもご紹介しているのでぜひご覧ください。

 

https://machino119.jmtta.org/pains/3594/

 

 

 

ぽっこりお腹をなくすためには?

 

大切なのはゆがみのない姿勢と、正しい姿勢を保つための筋肉です。

まずは、自分がどのようにゆがんでいるのか確認しましょう。

 

あなたの骨盤はどうなっている?

 

左右のねじれ

①腰骨に手を当てます。

腸骨

②そのまま前にたどっていくとポコッとした骨のでっぱりに触れます。

上前腸骨棘

 

③その骨の高さが左右で違わないか確認してみてください。

 高さが違った場合、左右のねじれが生まれている可能性があります。

 

 

かたむきは前?後?

①腰骨に手を当てます。

腸骨

 

②そのまま前にたどっていくとポコッとした骨のでっぱりに触れます。

上前腸骨棘

 

③反対に後ろにたどっていき、こちらも骨のでっぱりを見つけましょう。

 *わかりにくい場合は、少し前屈しながら探してみてください。

上後腸骨棘

 

④前後の骨のでっぱりの高さを確認しましょう。

 同じくらいの高さ、もしくは少し前にかたむいているくらいは正常です。

 

 前の骨のでっぱりが、後ろより下にあったら前にかたむく前傾です。

前傾

 

 前の骨のでっぱりが、後ろより上にあったら後ろにかたむく後傾です。

 

 

おうちで簡単!セルフケア

 

さて、ご自分の骨盤のゆがみ方がわかったら、ゆがみ方に合わせたセルフケアをしていきましょう。

 

前傾の場合

 

①足を大きく一歩前に出します。

ランジ1

 

②そのまま腰を落とします。

 *このとき骨盤はまっすぐを向いていることを確認してください。

ランジ2

 

③うしろにある方の足の前ももを伸ばします。 30秒

 

 

後傾の場合

 

①右足は曲げて外に倒し、左足はまっすぐ伸ばし爪先を真上に向けて座ります。

ハムストリングST

 

②伸ばした左足の爪先に向かって、股関節から身体を倒します。

ハムストリングST2

 

*腰から丸めた方が遠くに手が届きますが、このように腰を丸めないようにしてください。

ハムストリングST3

 

*もし難しければ伸ばしている膝を少し曲げて、「股関節から身体を倒す」ことを意識してください。

 

 

 

ねじれのある場合

 

ねじれのある方は、ご紹介したストレッチをおこなったときに左右で柔軟性の違いがあったと思います。

硬かった方を10秒だけ長く伸ばし、左右のバランスを整えるよう意識してください。

 

 

正しい姿勢を保つために

①仰向けになり、膝を立てます。

ヒップリフト

 

②お尻を浮かしていきます。

ヒップリフト

 

③お尻の穴をしめるように力を入れ、お腹を凹ましキープ。 20秒×2セット

ヒップリフト

 

 

まとめ

 

  • ぽっこりお腹の原因は骨盤のゆがみ筋力不足
  • まずは自分のゆがみの状態を知ることが大切。
  • 自宅でセルフケアをするだけでも変化はしっかり見られる。
  • ゆがみをなくして、ぽっこりお腹を解消しましょう!