ストレートネックで耳鳴りが?ストレートネックを治す3つの方法

最近よく耳にすることも多くなったストレートネック

病院などでもストレートネックだと言われたことがある方も、多いのではないでしょうか。

みなさんはストレートネックというと、どのような印象をお持ちですか?

意外と重要視していない方が多いように感じますが、実はあなたのその不調はストレートネックからくるものかもしれません。

 

 

ストレートネックとはどんな状態?

 

ストレートネックとは首の前弯がなくなってしまった状態のことを言います。

 

人間の背骨は、横から見た時に緩やかなカーブを描いてます。

首は前に、胸は後ろに、腰は前に反ることで身体にかかる衝撃をバネの役割で吸収してくれているのです。

 

 

しかし、ここ数年でストレートネックは急増しています。

その理由はパソコンやスマートフォン、タブレットなどの普及です。

パソコンやスマートフォン、タブレットを使うとき少し下を向くような姿勢になってしまっていませんか?

パソコンも目線の高さに画面を合わせていても、長い時間使っていると姿勢が崩れ、背中が丸まり顔が前に出てしまっていませんか?

 

 

人間の頭の重さは体重の約10%と言われています。

60㎏の方なら約6㎏なので、例えるならボーリングの玉くらいをイメージすると分かりやすいと思います。

私たちはボーリングの球を細い首で1日支えているのです。

また、正しい姿勢より頭が2㎝前に出るだけで首にかかる重さは2倍になるとも言われています。

するとどうでしょう。

ストレートネックが首や肩に大きな負担をかけるのはご理解いただけましたか?

 

 

ストレートネックと耳鳴りの関係性

 

 

ストレートネックというと首や肩が凝るというイメージをお持ちの方は多いと思います。

しかしそれだけではないんです。

タイトルのもある通り、耳鳴りめまい頭痛、時には自律神経を乱したり顎関節症の原因にもなりかねます。

 

なぜ首の前への湾曲がなくなるだけでそんなに様々な症状をの原因となってしまうのでしょうか。

 

 

ストレートネックの方は先ほどから話している通り、普段の姿勢から顔が前に出るような姿勢をとっています。

この姿勢で特徴的なのが首と頭の付け根のところにある後頭下筋群と、頚椎の下部から胸椎の上部にかけてが硬くなっていることです。

この後頭下筋群がポイントです。

後頭下筋群の近くには頭に行く血管や神経などが走っています。

後頭下筋群が固まることで、これらの血管や神経などを圧迫すると耳鳴りやめまいや頭痛などの症状につながってしまうというわけです。

 

 

ストレートネックは姿勢を悪くする!

ストレートネックは顔が前に出ているような形をとり、その影響で悪くなる姿勢は大きく分けると2パターンあります。

 

 

一つ目は、骨盤前傾型です。

顔が前に出ると、その影響で頭の重心はつま先の方に体重がかかります。

すると骨盤が前に傾き腰が反り、背中が丸くなってしまます。

腰が極端に反るので腰の痛みや、つま先の方に重心がかかることで外反母趾になりやすいのがこのタイプです。

 

 

二つ目は、骨盤後傾型です。

このタイプの方のほうがストレートネックの度合いとしては重症になります。

ストレートネックにより顔が前に出て重心が前に行くと、骨盤が身体より前にスライドします。

すると骨盤は後ろに傾き、腰の反りがなくなります。

骨盤が後ろに傾くと、腹筋が緩むような姿勢になるため腹筋は衰えやすくなりどんどん良い姿勢を保つことが難しくなります。

よくお年寄りに見られがちなのもこのタイプです。

 

また、ストレートネックにより骨盤が歪み姿勢が悪くなることもありますが、実は反対もあります。

出産や、重心のかけ方足を組む癖などで骨盤が歪むと、それに応じて背骨が歪み顔が前に出るストレートネックが作られてしまうことも少なくないのです。

 

 

ストレートネックを治すには

そんなストレートネックを治すために、今日からやってほしいセルフケアをご紹介します。

 

あご引き運動

①ゆっくり3秒かけて顔をぐっと前に出します。

 

②ゆっくり3秒かけて顔をぐっと後ろに引きます。3セット

 

この運動をすることで今の姿勢で固まってしまった首周りの筋肉のストレッチを行うことが出来ます。

また、あごを引かせる感覚というのもわかってくると思います。

 

腕回し運動

①肘を伸ばし、できるだけ大きくゆっくりと腕を前に回します。

 

②肘を伸ばし、できるだけ大きくゆっくりを腕を後ろに回します。

 

このストレッチで大切なのが順番です。

必ず前→後ろの順に回すようにしてください。

前まわしを最後にしてしまうと、肩が前に巻き込んだ状態で終わってしまいます。

これだと背中が丸まる原因になってしまうので、必ず後ろ回しで胸を張った状態で終われるようにしましょう。

 

 

あごを引くという意識

ストレートネックの方は先ほどにもお伝えした後頭下筋群や肩甲骨周りが硬くなるせいであごが引きにくい状態になっています。

しかし、あご引き運動や肩回し運動で筋肉を伸ばしても、あごを引かない癖がついてしまっていることがあります。

また、デスクワークなどでは特にそういった癖がつきやすいです。

意識的にあごを引くという意識を持つようにしてしてみてください。

 

 

まとめ

いかがでしたか。

ストレートネックは、全く関係ないような症状にも大きな影響を及ぼします。

また、見た目としても顔がきちんと引けるだけでとても若々しくなるのも事実です。

ぜひこの機にストレートネックを改善してみてはいかがでしょうか。