新生活の疲れと姿勢は関係がある?!

2018年も4月を終え、新しい環境になったという方も多いのではないでしょうか。

新しい環境は自分が感じている以上に疲れるもの。

慣れない環境だと気を張るうえに、生活リズムも変わったりしますよね。

起床・就寝時間もそうですが、急にデスクワークが増えた、外回りが増えた、

など内容の変化もあるかと思います。

疲れの溜まりやすいこの時期をどのように過ごしていけばよいのでしょうか。

 

 

新生活の疲れ

新しい環境、新しい人間関係、いろいろなことが新しくなる時期ですね。

家に帰ると同時にドッと疲れが出る・・・なんてことありませんか?

周りの環境や、関わる人が変わるといろいろなことに気を遣うようになりますよね。

そういった時期は無意識にかかるストレスがとても大きくなります。

気を張っている時間が長いため、仕事中や新しい環境の中にいるときは疲れを

実感しにくいのですが、実は着々と溜まっていた『隠れストレス』が出てくるのは

帰宅後や休日です。

それに加え季節の変わり目が重なってしまうと余計に体調を崩しやすくなって

しまいます。

日によっても1日の中でも寒暖差の激しくなる時期は、身体の様々な調節を

してくれている自律神経が乱れやすくなってしまうのです。

ストレスが大きくかかる時期に加え、自律神経が乱れてしまうと身体の疲労はどんどん抜けにくくなってしまいます。

この疲れやすい時期に意識してほしいのが、実は姿勢なんです!

 

 

新生活と姿勢

疲れているときに姿勢を意識しなくちゃいけないの?

ただでさえ疲れているのに姿勢を正さなくちゃいけないなんて余計に疲れるよ・・・

そう思われた方もいるのではないでしょうか。

 

姿勢を正すのって疲れるイメージがありますよね。

でも実はあなたが感じているその疲れは、あなた自身の姿勢が作ってしまっているかもしれないんです!

姿勢が悪いということは、実際に取るべき良い姿勢と比べてグッと縮まってしまっている筋肉や、引き伸ばされている筋肉が存在してしまっているということ。

つまり必要以上に身体に負担のかかりやすい状態が作られてしまっているんです。

しかしだからといって今のその悪い姿勢の身体で無理に良い姿勢を取ろうとすることは身体に負担になります。

例えば、最近デスクワークなどにより肩が前に巻く人が多くいますよね。

これは実は鎖骨の下にある大胸筋が硬くなっているケースがほとんどなんです。

その大胸筋を緩めることをせず無理に胸を張ろうとすれば背中の筋肉を使わなくてはなりません。

無理にその姿勢を維持しようとすれば背中の痛みや肩こりに繋がってしまうことも・・・

ただ良い姿勢を意識すればいいというものではないのです。

 

 

正しい姿勢とは

では一体正しい姿勢とはどのような姿勢を言うのでしょうか。

壁を背に立つと分かりやすいです。

 

・耳の穴

・肩

・大転子

・膝のお皿の後ろ側

・くるぶし

 

これらが横から見たときこれらが一直線にあるのが良いとされています。

また、腰の反り具合は手のひらがギリギリ入るくらいが理想です。

腰の反りは骨盤が大きく関与していて、骨盤が前に傾いていると腰は反りやすく、後ろに傾くと腰の反りはなくなってしまいます。

 

顔が前に出やすい方は、壁に頭をつけるのが難しくなります。

また、頭をつけられていても顎が上を向くようになってしまっていても正しい位置にあるとは言えません。

 

 

正しい姿勢を作るために

先程もご説明した通り悪い姿勢をとる身体のまま無理やり良い姿勢をとろうとするのは、身体に負担をかけることとなります。

まずは悪い姿勢になっている原因となる筋肉のストレッチから始めていきましょう。

 

前肩型

いわゆる巻き肩ともいわれていますね。

肩が前に出てしまうこの姿勢は肩の正しい位置を自分の身体に教えてあげることが大切です。

 

①腕を大きく3回前に回しします。

②次は逆に後ろに3回に回します。

 

後ろ回しを終え、腕を身体の横に戻すと自然と胸が張っている状態になっていませんか?

これを気づいたときに行い、肩の正しい位置を把握するようにしましょう。

 

顔出し型

普段通りに立ったときに顔が前に出る方や、首のコリが気になる方向けのストレッチです。

 

①顔を思いきり前に突き出します。(身体は動かさず顔のみ)

②今度はゆっくり10秒かけて顔を正しい位置に戻します。

このストレッチを行うことで
首周りの筋肉をしっかりと動かすことが出来ます。

普段パソコンやスマートフォンなどで同じ姿勢をとり続けている方にもとてもオススメです!

 

骨盤前傾型

骨盤が前に傾き、腰が反り過ぎている方は、実は前ももの柔軟性がないケースが多くあります。

 

①片足を同側の手で持ちます。

②腰が反らないよう・足が外に開かないよう注意しながら足をこぶし一個分後ろに引きます。

太ももの前側、足の付け根が伸びるのを感じます。

これを、左右10秒ずつ行います。

 

どちらも10秒で気軽に、空き時間にできるストレッチです。

1日に何度か、気づいた時に、どんどんやってみましょう。

こまめに行うことが良い姿勢に近く秘訣です。

 

最後に

いかがでしたか?

新しい環境、新しい人間関係などで新しいこと続きの時期は身体は自分で自覚している以上に疲労を溜めこんでしまうもの。

姿勢が悪くなると余計に疲れやすくなるだけでなく、気分まで落ちてしまいます。

疲れているときこそ姿勢を正して、身体も心も前向きになれたらいいですよね!

無理に姿勢を正すのではなく、自然と正しい姿勢がとれる身体を作ってあげて下さい。