姿勢が悪いとその分身体のあちこちに負担がかかります。
それにより筋肉や関節などに負担がかかり、それが原因で痛みなどの症状として出てくるのです。
では、主な姿勢不良の原因について、ご紹介致します。
姿勢から来る痛み・症状について
身体の痛みの8割は姿勢不良から来る
腰痛
姿勢が悪くて腰痛が起きる場合、大きく分けて4パターンあります。
骨盤の前傾により、腰椎が過前弯してしまうパターン
骨盤が前傾(前に傾く)と反り腰になる傾向があります。
反り腰の場合、「電車などでずっと立っていると痛い」「後ろに反った姿勢をとると痛い」という傾向があります。
骨盤の後傾により、腰椎がまっすぐもしくは後弯してしまうパターン
腰椎には適度な弯曲(前弯)が必要なのですが、もしその弯曲がなくなっても腰痛になりやすいものです。
特に腰椎がまっすぐ(フラットバックと言います)もしくは後弯すると、椎間板に負担がかかりやすくなります。
骨盤のゆがみにより、腰椎までもねじれてしまうパターン
骨盤がゆがむことで、その上にある腰痛がねじれてしまうことが多いのです。
腰椎にズレ・ゆがみが生じてしまうパターン
姿勢も見た目上ではいいと思われていても、腰痛持ちの方がいます。
その場合は腰椎にズレやゆがみが出ていることがほとんどです。
肩こり
肩こりも姿勢から来る代表的な症状の1つです。
そのパターンをいくつかご紹介します。
背中が丸まって、肩から肩甲骨周りがこってしまうパターン
背中が丸くなると、背骨周りが硬くなります。
肩が前に出て、肩関節周りの筋肉が固まってしまうパターン
肩が前に出ることで肩回りだけでなく、胸まで硬くなります。
顔が前に出て、肩首回りがこってしまうパターン
顔が前に出ると、頭の重さを支える為に、日々余計な筋肉を使います。
肩の高さがズレて、負担がかかってしまうパターン
使い方の左右差が生じると、片方の肩がこりやすくなります。
首の痛み
首は背中や腰に比べて、自由度が大きいので筋肉に負担がかかりやすいものです。
いくつか痛むパターンをご紹介します。
ストレートネックの場合
頚椎は通常前弯(前にカーブを描く)するのですが、まっすぐになってしまうことをストレートネックと言います。
この場合頭と首の境目や首の付け根に負担がかかりやすく、それが原因で伊丹になる方がいらっしゃいます。
頚椎過前弯の場合
頚椎の前弯が強くなったり、一部だけ凹んでいたりすると、その部分に負担がかかり、痛みの原因になったりします。
頚椎のゆがみの場合
頚椎は頭を支えているので、ゆがみが生じやすいものです。
80%以上の方は何かしらの形で頚椎にゆがみがあると言われています。
頚椎がゆがむと筋肉が固まり、痛みになりやすいです。
頭痛
肩こりや首の痛みが長年に渡ると、次第に頭痛へと派生していきます。
風邪・熱中症・脳血管疾患ではない頭痛が出たときに、肩こりなどかなり慢性化しているとイメージして下さい。
うなじの部分の詰まりから来るパターン
後頭部が重だるい、ボーッとするなどの症状が出る場合、うなじの部分が硬くなっていることが多いのです。
頚椎のゆがみから来るパターン
頚椎のゆがみは首の痛みだけでなく頭痛をも引き起こします。
特に上部頚椎のゆがみは、自律神経機能にも関与し頭痛と直結することが多いので、注意が必要です。
顎関節のゆがみから来るパターン
顎関節のゆがみにより、頭の筋肉に負担がかかり、頭痛になることがあります。
どうすれば身体の痛みは治るのか?
ご自身の姿勢のどこがどう悪くて痛みになっているのかを知る
「姿勢が悪い!」と言われても、その姿勢の悪さはその人によって異なります。
まずアナタの姿勢のどこが悪いのかを理解する必要があります。
その姿勢不良の治し方を理解する
姿勢の悪い部分を把握したら、「どう治せばいいのか」を理解しましょう。
ただ漠然と湿布や塗り薬などを塗るよりも、本当の治し方を知ることが近道です。
やれることはやってみる。
治し方を知ったとしても、上手くできないこともあると思います。
ただまずはやれることはやってみることです。
その中で上手くいかない場合は、専門家の力を借りることも大切です。
参考記事
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