最近低体温の方が増えてきていることをご存知の方も多いと思います。
そんな低体温が実は姿勢に関係している場合も。
そもそもなぜ低体温は身体に良くないのか、低体温になると身体にどんな影響が出てくるのか。
今回は
低体温と姿勢の関係性
低体温の危険性、改善方法
についてご紹介します。
低体温と姿勢はどのように関係しているのか
先ず始めに、姿勢が悪いとはどういうことだと思いますか。
また、なぜ姿勢は悪くなってしまうのでしょうか。
それは筋肉の偏った硬さです。
骨や関節はあくまで身体を支えているものです。
その骨や関節を動かすのは筋肉です。
そのため日常的な動きの癖や、運動不足、運動をしていても競技ならではの筋肉の偏りや動かし方に癖があるのにストレッチなどのケアをあまりしていないと、筋肉が硬くなり身体が歪み、姿勢が悪くなってしまうのです。
もし身体の柔軟性があっても、左右や前後で硬さが均等でないと硬いほうに引っ張られバランスが崩れてしまうことも。
また、姿勢が悪く背中が丸まっていると、内臓が圧迫され血流が全身に回りにくくなります。
このように、実は姿勢が悪いというだけで低体温になりやすくなってしまうのです。
そもそも低体温とはどのような状態なのか
みなさんは一般的に平熱はどのくらいかご存知ですか。
平熱は36度5分~37度1分の間とされています。
しかし最近はこれより低く、35度台の低体温の人がとても増えています。
体温が1度下がるとどうなるのか?
・免疫力が30%低下する
風邪や感染症にかかりやすくなったり、長引きやすくなる
・基礎代謝が12%低下する
脂肪が燃焼しにくくなるので、太りやすく痩せにくい身体に
・体内酵素活性が5%低下する
栄養吸収が悪くなり、エネルギー産生が減るので疲れやすくなる
・ガン細胞が発生しやすくなる
35度は最も癌細胞が好む温度
低体温だとこのような症状が出てくることも
・太りやすい
・肌が荒れる
・手足が冷える
・むくみやすい
・風邪をひきやすい
・疲れが取れない
・トイレが近い
・不眠症
・下痢や便秘
・生理痛・生理不順
・不妊症
・自律神経が乱れやすい
・イライラしやすい
・落ち込みやすい、不安感をよく感じる
低体温の原因は何なのか
低体温になってしまう原因は日常生活の過ごし方に大きく関係します。
まず、偏った不規則な食事をしていませんか。
偏った食事をしていると、摂取する栄養のバランスが崩れてしまいます。
バランス良く栄養が取れないと、身体は冷えて不調に繋がってしまうのです。
また、お風呂に入る際に湯船に浸からずシャワーだけで済ませている人も注意が必要です。
お風呂をシャワーで済ませてしまうと、身体をしっかりと温める機会が無くなってしまうため血流が悪くなり低体温の原因になります。
運動不足で筋力が不足している場合も低体温の原因になります。
筋力が不足していると全身の血流が悪くなりやすく、代謝が悪くなります。
代謝が悪くなると体温を上げられないうえに、脂肪の燃焼も起こりにくくなるので太りやすくなりますし、肌荒れや髪がパサつくなどの美容の面でも様々なことが起こってきます。
低体温改善におすすめ!ポイント3カ条
湯船につかる
毎日湯船に浸かって身体の深部を温めることがとても大切です。
湯船に浸かるうえで重要なのは温度と時間です。
温度は熱すぎないよう38~39度くらいの温度で15分以上が理想てきです。
熱すぎると長く入っていられないので身体の芯から温めることができません。
また熱すぎる温度は活動時に働く交感神経を優位にさせてしまうためリラックスしにくく疲労回復効果も薄れてしまいます。
適度な運動
先にもあったように筋力不足は身体を冷やす原因になります。
身体の4割の熱は筋肉が作っています。
また全身の血流を良くしているのも筋肉ですし、脂肪が多いと身体が冷える原因となります。
適度な運動を心がけ筋肉をつけていきましょう。
姿勢を正す
姿勢を正すために、毎日寝る前のストレッチをおすすめしています。
・耳ピタポーズ
これは背中が丸まる原因となる広背筋をストレッチし、前に出た肩を正しい位置に戻すためのポーズです。
両腕を耳につけ、手のひらを合わせましょう。
もし腰が痛いという方は両膝を立てると楽にできます。
10秒×1セット
・はりつけポーズ
このポーズは猫背で縮んだ腕と胸の筋肉のストレッチです。
仰向けで寝転がり、肘を肩の高さまで上げ90度に曲げます。
10秒×1セット
最後に
いかがでしたか。
低体温は、「不定愁訴」という、検査をしても原因が見つからないのに身体辛いという状態にも陥りやすいです。
ぜひ身体をしっかり温めて、健康的な毎日を過ごしましょう!