皆さんは、ご自身の両肩の高さを気にしたことはありますか?
たとえば、右肩が下がる人は、
- 右利き
- 右側を酷使している方が多い
- 背骨が右側に傾いている、もしくは曲がっている
このパターンがほとんどです。
1の理論を用いると、「右肩が下がっている方は右利き」ということになります。
右肩が下がる場合について、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
では、この写真の方は右利きでしょうか?左利きでしょうか?

この人は何利きでしょうか?
セオリー通りだと左肩が下がっているので、左利きですよね。
しかしこの方は右利きです。
ではなぜ、右利きなのに左肩が下がってしまっているのでしょうか。
1、左肩が下がっているのか、右肩が上がっているのか?
この人の姿勢が左肩が下がっているのか、右肩が上がっているのかを確認します。
つまり「背骨が左側に傾いているという状態」なのか、「右の僧帽筋(そうぼうきん)などの肩周りの筋肉が緊張して、右肩が上がっている」のかを見極めます。
写真だと分かりづらいのですが、右肩の僧帽筋が少し短縮しているのが分かる人には分かると思います。
※実物を見るとわかりやすいのですが、右肩をすくめるような状態になってしまっています。
2、左肩が下がっている時、頭が右側にズレているか?
ただここを診ると決定的に違う部分があります。それは頭の位置です。
もう一度診ると、頭が右側にスライドしているのが見受けられます。

頭が右側にスライドしている
このパターンは右利きなのです。
なぜ右利きなのに、右肩が上がるのか?

マウス等を使うと右肩が下がりやすい傾向がある
例えばPC仕事を行なうとき、右肩が下がりやすい傾向があります。
しかし次の写真のように、右肩に力が入っている状態だったらいかがでしょうか?
おそらく右の僧帽筋は収縮した状態が続きます。よってそのまま右肩が固まってしまったのですね……
「肩の高さが違う」のを治すには?
左肩が下がっていても、右肩が下がっていても、どちらにも共通する大切な3つのポイントをご紹介します。
1、現状を把握する

自分の状態を把握することが最優先。
2、施術をこまめに受ける

施術をこまめに受けて、細かいゆがみを取り除く。
3、左右両方とも使う

右だけではなく、使えるときは左も使う。
私たちが言うと営業のように聞こえるかもしれませんが、でもやっぱり専門家に診てもらい、「今どんな状態になっているか?」を確認します。
そして定期的に身体の「チューニング」を行ない、再発しないようにケアをする、この繰り返しが大切です。
まとめ
肩の高さは、どうしても左右差が出るものです。
ただこれが肩こりや腰痛などの原因にもなりえるので注意が必要です。
また、こんなちょっとした差が、蓄積すると後々に大きくなってくることが多いのです。
しかし前にもお伝えしたように、こういう原因や対策が分かればしっかり治すことが可能です。
このパターンは、しっかり継続すれば最短2ヶ月ほどでよくなります。
ぜひ一度ご相談ください。