ふと、鏡などを見たときに「肩が前に入っているな」と感じたことはありませんか。
そのような状態を「巻き肩」といいます。
巻き肩は、肩こりや頭痛だけでなく、四十肩や五十肩などの肩の痛みやケガにも繋がってしまうこともあります。
今回はそんな巻き肩の原因と治し方をご紹介します。
巻き肩とはどういう状態?

巻き肩とは、肩が前に入り、丸まってしまっている状態を指します。
実は巻き肩の場合、姿勢が悪く見える人と見えない人がいます。
パッと見て姿勢が悪い方は、ほとんどの方が巻き肩になってしまっています。
それだけでなく、顔が前に出ていたり、背中が丸まってしまっている等の状態が見られます。

しかし、顔は正しい位置にあり、背中も丸まっていない、ただ巻き肩なだけ。
といった方は姿勢が悪いようには見えません。
そのため、周りから「姿勢が悪い」といった指摘を受けることもなく、自分でも巻き肩であることに気づけていないことが多いのです。
巻き肩かどうかチェックしてみよう!
自分が巻き肩かどうかのチェック方法を教えます。
鏡の前に立って、力を抜いて楽に立ったときの手の向きを見てみてください。
横から見たときに、正常ならば手の甲が真横を向いています。
巻き肩の場合、手の甲は少し正面を向きます。
巻き肩の原因は?
巻き肩は、大胸筋(だいきょうきん)や広背筋(こうはいきん)が硬くなることが原因で起こります。

大胸筋とは、肩関節を内旋させる作用を持ちます。
例えば、前で何かを抱えるときに使われるため、硬くなると肩を前に巻き込みやすくなります。

広背筋も、大胸筋と同じ肩関節を内旋させる作用を持つため、肩を巻き込みやすくなります。
巻き肩が引き起こす症状
姿勢の悪さ

先ほど、巻き肩だけなら姿勢が悪く見えないという話をしました。
しかし、巻き肩はそれ以上に姿勢を悪くする原因になります。
背中が丸まりやすくなったり、顔が前に出やすくなる、そして骨盤を歪ませてしまうこともあります。
首・肩のコリ

巻き肩のように、肩が前に入ってしまっていると、首から背中にかけての筋肉が引っ張られるような状態になります。
筋肉は引っ張られた状態から使うことが一番負荷が高くなります。
そのため、常にひっぱられた状態になっていると、日常生活の中で行うありきたりな動作でさえ負担となり首や肩のコリにつながってしまうのです。
頭痛

この頭痛は先にあげた姿勢の悪さと、首・肩のコリに関係します。
姿勢が悪くなり、首や肩まわりの筋肉が硬くなると血流も悪くなります。
すると、筋肉の硬さが原因となって起こる「緊張性頭痛」が起こってしまうことも。
四十肩・五十肩

巻き肩は、肩が前に入ってしまっている状態なので、
それだけ身体的アライメント(配置)が悪くなってしまっているということ。
すると、その姿勢により、引っ張られてる筋肉と縮こまっている筋肉が生まれます。
そのような状態が何年も続くと、小さな負荷が積もり積もって四十肩や五十肩の原因になってしまうこともあるのです。
スポーツなどで肩を痛めやすくなる

こちらも四十肩や五十肩と同じです。
肩のアライメント(配置)が良くない状態でスポーツを行うと、ただでさえ引っ張られている筋肉や縮こまっている筋肉が作られているため、正しいフォームでプレーをするのが難しくなります。
すると、こちらも小さな負荷が少しずつ積もり肩を痛める原因となってしまってしまうのです。
呼吸がしにくくなる

肩が前に入り、胸にある大胸筋が硬くなると、胸を開きにくくなります。
胸が開きにくくなるということは、中にある肺が広がりにくくなってしまうということ。
すると結果的に息が深く吸い込みづらく、少し呼吸がしにくい感じが生まれてしまいます。
巻き肩を治すストレッチ3つ
寝ながら簡単!はりつけポーズ
①仰向けになり、肩の高さで両手を横に広げます。

②肘を曲げて、両手を胸の上に添えます。

③肘の角度が直角になるように、上にあげて胸を開きます。

*余裕のある方は肩甲骨の間にクッションやタオルを入れるとストレッチ感がUPします。
大胸筋のストレッチ
①壁に手から肘をつけます。

②そのまま外に身体をひねります。
*このとき、手から肘が壁から離れないよう注意してください。

広背筋のストレッチ
①右手を上にあげます。

②肘を曲げます。

③左手で右ひじを内側に押します。

最後に
いかがでしたか。
巻き肩は、見た目が悪くなるだけではなくさまざまな症状につながります。
それに、ご紹介した通り人によっては気付かず、「私は姿勢が良い!」と思っていることもあります。
ぜひ、ご自分が巻き肩かどうかも確認しつつ、紹介したような症状で悩まれている方がいたら教えてあげてくださいね!
