さて、皆さん今回は背中についてお伝えしようと思います。
普段、人の背中を見ることは少ないと思います。
しかしよく、その方の生きざまが背中に表れているという表現をしますが
その通りで背中を診るだけでその方のウィークポイントが分かることがあるのです。
自分のウィークポイントが分かると対処をしやすいですよね?
という事で、今回は背中をどの様に見ればよいかについてお伝えしたいと思います。
背中とウィークポイント
背中を見る時の簡単なコツは、肌の色と温度です。
色について
色というのは、文字通り肌の色のことです。
肌の色は人によって違いますが、人間弱い所は黒くなりやすいのをご存知ですか?
例えば腰痛持ちは、たいてい腰が黒くなっています。
![](http://machino119.jmtta.org/wp-content/uploads/2017/03/83321b5550ea921514d6380bef5bbe10-169x300.jpg)
赤く囲っている部分が黒くなっている
理由として、身体の悪い部分は血液循環が良くないため、
色素が沈着しやすいのです。
特に腰痛や肩こり、膝の痛みをお持ちの方は、
筋肉が硬くなりやすく、黒ずんでいることが多いのです。
また、体毛も悪い部分と関係があると言われています。
腰に体毛がある方もいらっしゃいますが、
これは悪い部分を守ろうとしているためと言われています。
よって胸毛がある方は風邪をひきやすいことが多いのです。
皮膚温について
次に皮膚温についてです。
背中を触っていると、皮膚温の違いに気がつくときがあります。
先ほども筋肉が硬くなると血流が悪くなると書きましたが、
血流が悪くなるとその部分が冷えてくるのです。
よって腰痛の方は腰が冷えています。
![](http://machino119.jmtta.org/wp-content/uploads/2015/02/P1011132-300x225.jpg)
腰が悪い人は、腰が冷えていることが多い
よく皮膚温を見て、そこに鍼やお灸を据えたりする先生がいるのは、
その部分の血流を増させるためです。
その冷えているところが「治療ポイント」になるのです。
触ってみて、他の部分より熱っぽい場合
これは余談ですが、
逆に触ってみて他の部分より温かい場合についても触れていきます。
この場合どこを基準にするかにもよりますが、
温かいというより熱っぽい場合は、そこは炎症が起きている可能性があります。
![](http://machino119.jmtta.org/wp-content/uploads/2017/03/470182.jpg)
他より熱っぽい場合は炎症の可能性も
炎症の原因として、ケガなどの組織の損傷や、患部の感染などです。
発赤といって赤くなったり、腫脹(腫れ)が出るので、
それを引かせるためにアイシングを行ないます。しっかり氷で冷やしてあげてください。
時々背中にニキビ等の吹き出物が出来たりしても炎症は起きます。
またそれが粉瘤(ふんりゅう)と言って皮膚の下に詰まりものが生じるときもあります。
まとめ
背中は、肌の色と温度で悪いところが明確に出てきます。
ただ温度は分からないケースが多いので、
まずは肌の色を見てみると良いと思います。
特にご家族の背中を見ると、発見があるかもしれません。
またこれは私の経験ですが、「夏の日焼けの痕だなあ・・・」
と思っていると、そのまま冬まで残っていたりする方もいます。
それはその患部が悪い証拠なのです。
意外と勘違いしやすいので、そういうところもチェックしましょう。
関連記事