朝晩の冷え込みが強く、何だか身体が硬まった感じになってくるこの時期。
こういうときに朝起きるときに、背中がビキっ!と痛くなる方がいらっしゃいます。
実はそのような起きた時の背中の痛みは、寝る前の3分〇〇するだけで良くなるんです。
その〇〇とは、「のびのびストレッチ」なのです。
今回はその「のびのびストレッチ」について書いていきたいと思います。
何故朝背中が痛いのか?
「のびのびストレッチ」についてお伝えする前に、
「何故朝背中が痛くなるのか?」についてご紹介したいと思います。
結論から言うと、痛くなる理由は『背中が固くなり、その固い状態で急激に動くから』なのです。
通常寝ている時は、身体を休め疲労を回復させている時間です。
よって身体はリラックスしていて力が抜けている状態になっているのが理想です。
しかし朝起きて背中が痛い人は、力が抜けずに寝ている状態、
つまり身体が固まった状態で横になっているのです。
想像がつきにくい方はデスクワークを思い出してください。
デスクワークでずっと同じ姿勢でいると段々背中が張ってきて、
重だるくなるなんてことなかったですか?
それが背中が固くなるという事で、それと同じようなことが睡眠中に起きているのです。
普段は感じない方でも、秋は朝晩の冷え込みが急に強くなるため、
筋肉が固まりやすく急に動き痛くなりやすいのです。
では、何故固まりやすくなってしまうのでしょうか?
次にその部分について書いていきます。
固まる背中の理由
①冷え
先ほども書きましたが、冷えると筋肉は固くなりやすくなります。
それは体温を守るために、筋肉のように外気に触れる部分ではなく
身体の中心部に血液を集めるためです。
つまり背中を丸めて体温を維持しようとしているわけです。
その中で血流が少ない筋肉は、冷えてしまい、固くなっていくのです。
②寝具
寝具とは、主に枕、敷布団ですが、リラックスできる環境が必要になります。
よって寝具が重要になってくるのですが、その寝具が合っていない人がいるのです。
皆さんは寝具を選ぶときに何を基準にしますか?
たいていの方は、寝たときの感じ方だったり、販売員のオススメだったり、
時々「母が買って来たのをずっと使っています」という方もいらっしゃいました。
つまりそこまで考えていない方が多いのではないでしょうか?
ここで「快眠を得るための予備知識」もご紹介します。
1)寝たときの感覚
2)寝返りの打ちやすさ
3)どの向きに寝ても心地よいか
この3つを基準にするといいと思います。
③ストレス
精神的にリラックス出来ないときには、ストレスが溜まります。
ストレスが溜まると、自律神経でいう交感神経が優位になるため、
身体が固まりやすくなってしまいます。
では、次に本題について書いていきます。
のびのびストレッチ
前置きが長くなりましたが、本題の『のびのびストレッチ』についてです。
実は以前にもこのブログでも紹介したのですが、
最近背中が痛くなる方が多くなってきたので再度ご紹介します。
やり方は簡単です。
①バスタオルを2枚用意
②それを2枚まとめて丸める
③タオルを背中にいれて、仰向けになりバンザイ。
※タオルと入れる場所は、背中の出っ張りのちょっと下
これを寝る前の3分やるだけです。
実は、先ほど書きませんでしたが、背中が痛くなる多くの人には特徴があります。
それは、『背中の関節が固く筋肉が固まりやすい状態にある』です。
もちろん上に書いたような理由で、背中の筋肉は固まりやすくなります。
ですが、そのような方は元々背中の関節の動きが悪く、
筋肉が固まりやすい身体になっているのです。
よって、その身体を変化させることで改善できます。
「のびのびストレッチ」は、背中を伸ばしつつ関節の動きをつけてくれるため有効です。
実際、患者さんにもオススメして良くなる方が続出しています。
朝の背中の痛みがある方は、是非試してみてください。
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